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買取大吉のフランチャイズは儲かる?|同業買取FCの月商500万円・ロイヤリティ週2.5万円から手取りを逆算する

2026/9/15 更新

買取大吉のフランチャイズは儲かる?|同業買取FCの月商500万円・ロイヤリティ週2.5万円から手取りを逆算する

「買取大吉のフランチャイズは儲かるのか」。この検索でここにたどり着いた方は、たぶんもう本部サイトは見た後だと思います。そこには月商の事例や「未経験でも開業できる」という言葉が並んでいたはずです。

先にお伝えしておきます。この記事では、買取大吉の加盟金やロイヤリティの金額を断定しません。 編集部が本部の公表資料で確認できていないからです。確認できていない数字を「たぶんこれくらい」と書くのは、読む人の人生の判断材料としては最悪です。

その代わりにできることがあります。編集部は、同じ買取業のフランチャイズ2社について、加盟金・ロイヤリティ・モデル月商・月間利益の実数値を持っています。買取専門店というビジネスは、どのブランドでも儲けの出る仕組み(構造)がほぼ同じです。だから同業の実数値を分解すれば、「買取FCに加盟したとき、自分の手元に月いくら残る可能性があるのか」の相場観はかなり正確につかめます。

そしてもうひとつ。その相場観を持ったうえで、買取大吉の説明会や資料請求で何を聞けばいいのか。ここまでセットにしてお届けします。


結論:買取FCで手元に残るのは「月4万〜16万円」から始まる(編集部逆算)

いきなり結論の表です。編集部が持っている買取FC2社の実データに、開業資金を借りた場合の返済を差し引いて逆算しました。

項目買取専門つなぐ屋不用品買取119番
初期費用200万円750万円
加盟金150万円100万円
ロイヤリティ週2.5万円/店舗(固定)粗利の10%(変動)
モデル月商月500万〜1,000万円月500万円〜
本部公表の月間利益(=返済前・税前に残る額)月20万円〜月15万円〜
返済後に残る額(編集部逆算)約15.5万円約4.1万円
自分の人件費の扱い本部未公表本部未公表

※返済額は「初期費用+加盟金の全額を年利2%・7年・元利均等で借りた」と仮定した編集部逆算です(つなぐ屋350万円→月約4.5万円、119番850万円→月約10.9万円)。実際の金利・期間は借入先と審査結果で変わります。 ※出典:各ブランドの本部公表値。時期により変動する可能性があるため、最新の条件は必ず各公式サイト・資料でご確認ください。

この表で、ぜひ3つのことに気づいてほしいのです。

1つ目。「月商500万円」と「月の利益20万円」は、40倍くらい違う。 買取店の月商は大きく見えます。100万円の腕時計が1本売れれば、それだけで月商100万円です。でも仕入れ(=お客様への買取代金)がそのまま原価なので、残るのはごく一部。月商の大きさは、手取りの大きさとは別物です。

2つ目。借りたお金の返済は、利益から引かれる。 本部が出す「月間利益」は、たいてい返済前の数字です。119番のモデルで見ると、月15万円の利益から月約10.9万円の返済を引けば、残りは約4.1万円。ここが、説明会では見落としやすい一番のポイントです。

3つ目。その利益に、あなたの給料が入っているかどうかが未公表。 もし「月20万円の利益」が、あなたが毎日10時間働いた分の給料を含まない数字なら、それは実質的な手取りです。逆に、あなたの給料を引いた後の数字なら、もっと余裕があることになります。2社とも、ここは公表していません。 説明会で必ず聞くべき、最重要の質問です。


収支を1枚に分解する:買取店のお金はどこへ消えるのか

「月商500万円なのに、なぜ手元に20万円しか残らないのか」。ここを理解しておかないと、説明会で何を聞けばいいのかも分かりません。買取店の毎月のお金の流れを分解します。

区分内容性質
売上買い取った品物を売って得たお金相場と在庫回転で変動
仕入原価お客様に支払った買取代金売上に連動。最大のコスト
粗利売上 − 仕入原価ここが本当の「稼ぎ」
ロイヤリティ本部に払う経営指導料つなぐ屋は固定、119番は粗利連動
家賃店舗の賃料・共益費固定費。立地で大きく差
人件費スタッフの給料準固定費
広告宣伝費チラシ・ポスティング・Web集客の生命線
返済借入の元金+利息利益から出ていく

「粗利」という言葉だけ覚えてください。 売上から仕入れ代を引いた残りのことです。買取店の経営は、月商がいくらかではなく、粗利がいくら積み上がったかで決まります。

ここで、2社のロイヤリティの型の違いが効いてきます。

  • つなぐ屋は週2.5万円の固定。月に直すと約10.8万円(週2.5万円×約4.33週、編集部逆算)。売れても売れなくても同額です。調子がいい月は割安に感じ、悪い月は重くのしかかります。
  • 119番は粗利の10%。稼いだ分だけ払う仕組みなので、悪い月は負担が軽い。ただし粗利率そのものは本部未公表なので、「月商500万円のとき粗利がいくらになるのか」は資料請求時に必ず確認してください。仮に粗利率20%なら粗利100万円・ロイヤリティ10万円、粗利率30%なら粗利150万円・ロイヤリティ15万円(いずれも編集部逆算の仮定値)と、けっこう変わります。

固定型と変動型、どちらが有利かはあなたの売上の安定度次第です。地方で月による波が大きいなら変動型のほうが精神的にラク。安定して回せる自信があるなら固定型のほうが伸びしろは大きい。ここは好みではなく、立地と商圏で決めるべきところです。

買取店の収支を分解する


下振れするのは、だいたいこの3パターン

相談を受けていて、計画が崩れる人には共通のパターンがあります。

パターン1:開業資金を全額借りて、返済が利益を食い切る

先ほどの表の119番モデルがまさにこれです。月15万円の利益に対して月約10.9万円の返済。1台の車の故障、1人のスタッフの退職で、簡単にマイナスへ振れます。

対策はシンプルで、自己資金を厚くすること。初期費用の3分の1程度を自己資金で用意できると、返済は目に見えて軽くなります。日本政策金融公庫の創業融資も、自己資金がある人のほうが審査は通りやすい傾向があります(条件は年度で変わるため、最新情報は公庫の公式サイトでご確認ください)。

パターン2:広告費を「削れる費用」だと思ってしまう

買取店は、待っていてもお客様は来ません。「タンスに眠っている指輪を売りに行こう」と思ってもらう必要があります。だから新聞折込・ポスティング・Web広告が生命線です。

苦しくなると真っ先に広告費を削りたくなりますが、削った翌月に来店数が落ち、その翌月の売上が落ちる。この時間差があるので、気づいたときには手遅れになりやすい。広告費は変動費ではなく固定費と考えて、最初から収支に組み込んでおいてください。

パターン3:「本部の言う月商」を自分の商圏に当てはめてしまう

モデル月商500万円は、それが成立する商圏での数字です。人口、年齢構成、競合店の数、駅前かロードサイドか。ここが違えば、同じ看板でも結果は変わります。

資料請求のときは必ず、**「自分が出そうとしている商圏に近い既存店の、直近1年の月商推移」**を見せてもらってください。全店平均でも、成功店の事例でもなく、似た条件の店の実績です。ここを出してくれる本部は信用できます。


買取店の粗利は「相場」と「販路」で決まる

ここからは、買取業ならではの話です。他業種のフランチャイズ記事には書いていない、この業態固有の論点です。

買取店の利益は、大きく2つの外部要因に左右されます。

ひとつは、金やプラチナの相場。 買取店の売上の柱は、貴金属です。金の価格が上がれば「売ろうかな」と考える人が増えて持ち込みが増え、しかも1件あたりの単価が上がります。逆に相場が下がれば、来店も単価も落ちます。つまり買取店の売上には、自分の努力ではどうにもならない波があります。

これは弱点であると同時に、理解しておけば武器にもなります。相場が高い時期に広告を厚くし、低い時期は在庫の販売と顧客名簿づくりに回す。この切り替えができる人は、波に飲まれません。

もうひとつは、買い取った品物をどこで売るか(販路)。 ここがフランチャイズの本当の価値です。個人で買取店を始めると、買い取った時計やバッグを「どこで、いくらで売るか」を自分で開拓しなければなりません。業者オークションに参加するには信用と実績が要ります。

FCに加盟すると、本部が持つ販路に卸せます。確実に現金化できる代わりに、自分で高く売るより利幅は薄くなることが多い。**「本部への卸価格はどう決まるのか」「自分で外部に売ってもいいのか」**は、加盟前に必ず確認してください。ここが自由なブランドと、本部卸が原則のブランドでは、同じロイヤリティでも実質的な手残りが変わります。


査定士が育つまでの半年が、いちばん資金が減る

買取業の最大の参入障壁は、店舗でも資金でもなく、査定の目です。

目の前の指輪が18金なのかメッキなのか。このバッグは本物か、精巧なコピーか。相場からいくら引いて買えば利益が出るのか。これを数十秒で判断する技術が、査定士の仕事です。

未経験から始める場合、ここは研修で学びます。ただし現実には、開店から数か月は次のことが起きます。

  • 安全側に倒して安く買おうとしてしまい、お客様に断られて買取が成立しない
  • 逆に高く買いすぎて、売っても利益が出ない(最悪、赤字で売る)
  • 判断に時間がかかり、接客が長引いて回転が落ちる

つまり立ち上がりの数か月は、計画どおりの粗利が出ない前提で資金を用意しておく必要があるということです。編集部としては、生活費とは別に運転資金として最低6か月分を確保しておくことを強くおすすめしています。

だからこそ、資料請求のときは研修内容を細かく聞いてください。座学は何日か。実店舗での実地研修はあるか。開業後、査定に迷ったときにその場で本部に写真を送って相談できる仕組みがあるか。この「開業後の伴走」があるかどうかが、未経験者にとってはロイヤリティの金額以上に重要です。


買取大吉の加盟条件を調べるときの、7つの質問

さて、本題の買取大吉です。繰り返しになりますが、編集部は同社の加盟金・ロイヤリティの公表値を確認できていないため、金額は書きません。条件は時期や店舗形態(路面店・商業施設内など)によって変わることも多く、必ず公式サイトからの資料請求・説明会でご確認ください。

そのうえで、説明会に行く前にこのリストを印刷して持っていってください。ここまで読んだあなたなら、なぜこの7つなのか分かるはずです。

#聞くことなぜ聞くのか
1加盟金・保証金・研修費・内装費を分けた総額「初期費用◯万円」に何が含まれるかはブランドごとに違う
2ロイヤリティは固定か、粗利連動か売上の波に耐えられる型かどうかが決まる
3広告費の負担(本部一括か、店舗負担か)買取店で最も削れない費用
4買い取った品物の販路と卸価格の決まり方実質的な手残りを左右する
5モデル収支の利益にオーナー自身の給料が含まれるか含まれないなら手取りはさらに減る
6自分の商圏に近い既存店の直近1年の月商推移全店平均や成功事例では判断できない
7開業後の査定サポート体制と契約期間・中途解約金未経験ほど効く。辞めるときの条件も先に知る

このうち5番と6番は、答えをはぐらかされることがあります。そのときの対応も含めて、本部の誠実さが見えます。数字を出してくれない本部が悪いとは限りませんが、「出せない理由」を説明してくれるかどうかは見ておいてください。


参考:低投資で始めたいなら、店舗を持たない選択肢もある

もし「買取業がやりたい」ではなく「地方で、少ない資金で、手に職をつけて独立したい」が本音なら、業態ごと見直す価値はあります。参考までに、編集部が持つ別業態の実データを1つだけ挙げます。

買取専門つなぐ屋(店舗型)おそうじのえる(訪問型)
初期費用200万円105万円〜
加盟金150万円30万円〜(キャンペーン適用時。通常200万円)
ロイヤリティ週2.5万円(固定)売上の25%
モデル月商月500万〜1,000万円月約132万円/手取り約82万円(利益率62%・オーナー1名稼働モデル)
返済前・税前に残る額月20万円〜(本部公表)月32万円〜(本部公表・手取りモデル)
返済後(7年・年2%想定、編集部逆算)約15.5万円約30.3万円
自分の人件費の扱い本部未公表オーナー1名稼働が前提(=給料は上記に含む)

月商の桁は買取店のほうがずっと大きいのに、返済後に残る額は逆転しています。店舗型は家賃と在庫リスクを抱える代わりに上限が高く、訪問型は上限は低いが固定費が軽い。 どちらが正解ということではなく、あなたの資金体力と、どれだけの波に耐えられるかで選ぶものです。


背景:買取店はどれくらいある業界なのか

最後に、業界の大きさを一言だけ。

買取専門店が含まれる「その他の小売業」の全国事業所数は、328,813事業所です。全97産業のなかで2番目に多く、全事業所5,287,701の6.2%を占めます(出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)「令和3年経済センサス-活動調査」を加工して作成)。

この数字が意味するのは、参入しやすいが、すでにたくさんいるということです。ただし買取業に限れば、地方ではまだ店舗が少ない商圏も残っています。「県庁所在地にはあるが、自分の市にはない」という状態なら、そこはチャンスかもしれません。逆に、すでに大手が2店舗ある商圏に3店舗目として入るなら、相当な差別化が要ります。

商圏調査は、Googleマップで「買取」と検索するだけでも半分は終わります。車で20分の範囲に何店あるか。それを数えてから説明会に行ってください。


よくある質問

Q. 未経験でも本当にできますか? 研修と本部サポートがある前提なら、可能性はあります。ただし「すぐに稼げる」とは考えないでください。査定の精度が上がるまでの数か月は粗利が伸びにくく、その間の運転資金が必要です。収益を保証する仕組みは、どのフランチャイズにもありません。

Q. 古物商の許可は必要ですか? 中古品を買い取って売る事業には、都道府県公安委員会の古物商許可が必要です。多くのFC本部は取得をサポートしてくれます。申請から取得までに一定の期間がかかるため、開業スケジュールには余裕を見てください。要件・手数料は変わることがあるので、最新情報は警察庁および各都道府県警察の公式サイトでご確認ください。

Q. 一人で回せますか? 営業時間中は店を空けられないため、完全に一人だと休みが取れません。家族や短時間スタッフを含めて、最低2人体制を前提に人件費を組んでおくのが現実的です。

Q. まずは何から始めればいいですか? 順番は、①自己資金と借入可能額を確定する → ②商圏を数える → ③複数ブランドに資料請求する、です。1社だけ見て決めないこと。比べて初めて、条件の良し悪しが分かります。


まとめ

買取大吉のフランチャイズを検討するなら、押さえるべきはこの3点です。

  1. 見るのは月商ではなく、返済と自分の給料を引いた後に残る額。同業FCの実データでは、返済後に月4万〜16万円というレンジから始まります(編集部逆算)
  2. 買取業の利益は、相場と販路という外部要因に左右される。本部の販路と卸価格の決まり方は、ロイヤリティと同じくらい重要
  3. 未経験なら、査定が育つまでの数か月分の運転資金を別に持つこと

そして、資料請求のときは先ほどの7つの質問を必ず持っていってください。

条件を1社だけで判断するのは危険です。同じ買取業でも、加盟金150万円・ロイヤリティ週2.5万円のブランドもあれば、加盟金100万円・粗利の10%のブランドもあります。まずはフランチャイズ一覧で条件を並べて比べてみてください。数字を横に置くだけで、見えるものが変わります。

もし「自分の資金で、この地域で、現実的にどれが合うのか分からない」という段階なら、無料のLINE相談も使えます。売り込みはしません。資料を見ながら「この数字の意味が分からない」と聞いていただくだけでも大丈夫です。判断はご自身で、材料はこちらで。そんな使い方をしてもらえたらと思っています。

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