インタビュー

うなじ矯正専門店ミースのフランチャイズ説明を書き起こし|美容師免許×商標で競合ゼロの脱毛FCを永野代表が解説

2026/9/30 更新

うなじ矯正専門店ミースのフランチャイズ説明を書き起こし|美容師免許×商標で競合ゼロの脱毛FCを永野代表が解説

「ちょっと変わったフランチャイズ本部を行っております」。

開業ジャパンが参加したFCツアーで、うなじ矯正専門店ミースを運営する株式会社ミース・永野海吏代表が、加盟検討者を前に約8分のピッチと質疑応答を行いました。この記事はその書き起こしです。動画はミースのブランドページでサイト内限定公開しています。

先にお断りします。この記事に出てくる数字はすべて、当日の永野代表の説明とスライドにもとづくものです。 開業ジャパンが裏取りした数字ではなく、募集条件は時期・エリアで変わります。「本部はこう説明している」という一次情報として読み、検討の際は必ず説明会で最新の条件を確認してください。

うなじ矯正のFC加盟資料の表紙スライドの前でピッチを始める永野海吏代表
「うなじ矯正というサービスを行っておりまして」——ピッチ冒頭の場面(0:02〜この場面を動画で見る)

永野代表の経歴|広告運用のマーケターから店舗ビジネスへ

永野代表の前職は映像ディレクター・マーケター。有名YouTuberまわりの広告運用をずっと手がけていたといいます。そこから店舗ビジネスに移り、2022年に「うなじ矯正」というサービスを立ち上げました。

ここから2年くらいかけてですね、フランチャイズ1号店を作って、去年1年間ではフランチャイズの加盟を50件集めまして、ここから今一気に全国的に拡大を行っている本部となっております。(永野代表)

本部がマーケティング会社出身であることは、後半の「集客をすべて本部が代行する」という話につながっていきます。

うなじ矯正とは|美容師免許が必要だから、脱毛サロンは入ってこられない

うなじ矯正は、女性の後ろ姿の「うなじ」をきれいにする専門メニューです。施術はうなじのデザイン・シェービング・脱毛の3つで構成され、このうちシェービングに美容師免許が必要になります。

美容師免許を取得したスタッフがうなじデザイン・シェービング・脱毛を行うと書かれたスライドを示す永野代表
「このシェービングのほうにですね、美容師免許が必要になってきます」。スライドには「うなじ矯正」は商標登録済みとも(2:06〜この場面を動画で見る)

競合環境の説明は、この「免許」の一点に集約されていました。

  • 医療脱毛・美容脱毛のサロン: 美容師免許がないため、うなじの施術ができない。やっている店もあるが違法店にあたり、近くにある場合は本部から保健所に連絡しているとのこと
  • 美容室: 免許はあるので競合になり得るが、リピート客を回す仕組みの業態で、「卒業」がある脱毛とは相性が悪い。既存客の脱毛が終われば機械を使わなくなるため、導入しにくい
  • 商標: 「うなじ矯正」というワードは商標登録済み。現時点で競合店は1店舗もないという説明です

ホットペッパービューティーのフリーワード検索ランキングでも「うなじ矯正」は上位にあり、「検索してもミースしかほとんど出てこない。この市場をすべて独占しているのが一番の強み」と語っています。

料金と売り方|1回13,100円〜・回数券のクロージング型

うなじ矯正1回13,100円から・施術時間30分と回数券の料金表のスライド
「1回だいたい13,000円くらいのものを、施術時間だけで30分」。スライドには回数券の料金表も(3:16〜この場面を動画で見る)
  • うなじ矯正は1回13,100円〜、施術時間30分(予約枠は45分)
  • 販売は基本的に回数券。来店したお客様にクロージングして契約をいただく形
  • うなじ以外に、同じく美容師免許が必要なもみあげ・眉毛の脱毛も扱う

本部の強み|集客も採用も本部が代行する

永野代表が「一番得意な領域」と話したのが集客です。

月間広告費を20万円ほどかけていただくと、CPAが3,100円。なので1件の予約を取るのに3,000円。もっと安い店舗は最近、1,000円以下の店舗も出てきています。(永野代表)

仙台長町店の月間広告費・新規予約数・CPA・CPOの実績スライド
スライドは仙台長町店(2025年9月)の実績。月間広告費200,844円で新規予約63名、CPA3,188円・CPO8,033円(契約率40%)(4:06〜この場面を動画で見る)

1件の契約あたりの広告費(CPO)は8,000円から高くても1万円。この集客をすべて本部が代行するので、オーナーは集客をしなくていいのがミースの一番の特徴、という説明です。

  • 採用: 本部が行う。近くに美容師のつながりがない地域でも加盟できる
  • 脱毛機: 本部が美容機器メーカーも手がけており、3種類から予算に応じて選べる
  • 研修: オンライン4日間+福岡での対面8日間、合計12日間でデビュー
  • サポート: 多いときは週3回、本部とスタッフがZoomでつなぎ、セミナーや営業研修を実施

実績と費用|市川店は前受金ベースで月364万円・ロイヤリティは完全固定

千葉市川店(FC店舗)の6ヶ月平均の回数券販売金額と営業利益のスライド
「回数券販売なので、前受金ベースなんですけども」——千葉・市川店の実績の場面(5:18〜この場面を動画で見る)

紹介されたのは、関東で半年ほど続いているFC店舗・千葉の市川店の数字です(スライド記載の2025年9月〜2026年2月の6ヶ月平均)。

項目数値(本部説明・スライド)
体制脱毛機2台・スタッフ3名
回数券販売金額(前受金)月364万円
営業利益(前受金ベース)月220万円

ロイヤリティは売上に連動しない完全固定です。

脱毛機の台数月額ロイヤリティ
1台15万円
2台23万円(2台目+8万円)
3台31万円(3台目+8万円)
FC加盟金100万円・研修費100万円・システム初期費用50万円など合計250万円の初期費用スライド
「加盟金、研修費、諸々すべて合わせて250万円」(5:46〜この場面を動画で見る)

初期費用は加盟金100万円・研修費100万円・システム初期費用50万円などで合計250万円。オープンまでの総額は脱毛機の調達方法で変わります。

脱毛機の調達方法出店総額の目安(本部説明)
レンタル550万円くらい
リース790万円
すべて購入930万円ほど

オーナーの仕事は「メインはマネジメント」。集客も採用も本部が行うので、スタッフとの1on1などの時間を一番とってほしい、という説明でした。

質疑応答|空いているエリア・黒字店の割合・うまくいかない店舗

※当日の収録では質問者の声がほとんど入っていないため、質問文は回答内容から編集部が補っています。

Q. 今から出店できるエリアは? 「関東圏はもうほとんど実は埋まってまして。関西は今、西宮あたりは空いております。神戸付近ですね。関東で1か所だけ、吉祥寺が空いてはいるんですけども、もう今ご検討されている方が非常に多いので。神奈川は埋まってしまっていますね」

Q. 住まいから遠い地域でも出店できる? 「東京の方が札幌だったり沖縄であったり、遠いところまで出店されていらっしゃるので、そこまで近くじゃないといけないということはないですね」

Q. 店長が育ったら、あとはZoomで完結する? 「月1で店舗に行っていただいて。なぜかというと対面で会っていただきたいんですね。しっかりとスタッフさんの状況を見ていただきたいというのが1つ目で、あとはそれ以外は基本的にZoomで大丈夫です」

Q. 黒字の店舗はどのくらい? 「今9割が黒字で、1割ぐらいがちょっと赤字が出てるかなという店舗ですね」

質疑応答で黒字店舗の割合を答える永野代表
「今9割が黒字で」——このあと、うまくいかない店舗の共通点に話が続く(7:10〜この場面を動画で見る)

Q. うまくいかない店舗の特徴は? 「オーナー様、管理する方が全く現場を見ない、ちょっと投資型に入っているんですね。本部が結構やることが多いので、オーナー様がどんどん見なくなっていきます。見なくなって完全に放置すると、だいたい赤字化、どんどん売り上げが下がっていく。で、スタッフが離職する。こんなことがよく起きます」

編集部の見方|「前受金ベース」の数字と、放置の落とし穴

美容師免許と商標という二重の参入障壁、集客・採用を本部が持つ体制は、このFCの分かりやすい魅力です。そのうえで検討者が確認しておきたいのは2点です。

1つめは、市川店の月364万円・営業利益220万円が「前受金ベース」の数字だということ。回数券は先にまとめて代金を受け取る売り方なので、売った月の入金は大きく見えますが、施術はその後の数ヶ月で提供していきます。中途解約時の返金ルール、前受金をどう管理するか、施術を消化した月ごとに見た利益がどうなるかは、説明会で必ず聞いておきたいところです。

2つめは、編集長の一言でも触れた**「放置すると赤字になる」**という本部自身の証言。ロイヤリティが固定なので、売上が落ちても本部の取り分は変わりません。本部が多くを代行する業態ほど、オーナーが月1回は現場に立ち、スタッフの状況を見る前提で考える必要があります。永野代表が「メインはマネジメント」「1on1の時間を一番とってほしい」と繰り返したのは、そのためでしょう。

動画(約8分)はうなじ矯正専門店ミースのブランドページでサイト内限定公開中です。固定ロイヤリティと回数券モデルで、自分のエリアなら何ヶ月で初期費用を回収できるか確かめたい方は、無料のLINE相談で「お住まいの地域・自己資金・希望の働き方」を教えてください。この記事と同じ手順で一緒に逆算します。

本記事は2026年9月開催のFCツアーでの本部説明を書き起こしたものです。募集条件・空きエリア・店舗数などの最新情報は、必ず本部の説明会でご確認ください。

開業ジャパン編集長

みんなの質問コーナー

この記事に寄せられそうな疑問に、開業ジャパン編集長が答えます

Q
うなじ矯正専門店ミースのフランチャイズ加盟に必要な費用は?

FCツアーでの永野代表の説明では、加盟金100万円・研修費100万円・システム初期費用50万円などで初期費用は合計250万円。脱毛機の調達方法によって出店総額が変わり、レンタルなら550万円くらい、リースなら790万円、脱毛機をすべて購入する場合は930万円ほどが目安とのことです。

Q
美容師免許がなくても加盟できる?

施術のうちシェービングに美容師免許が必要なため、施術スタッフは美容師免許を持つ人になります。ただし採用は本部が行うため、オーナー自身が美容師である必要はなく、近くに美容師のつながりがない地域でも加盟できると説明しています。

Q
ロイヤリティはいくら?

売上に連動しない完全固定制です。脱毛機1台あたり月15万円で、2台目以降は1台ごとに8万円ずつ増える(2台で23万円、3台で31万円)仕組みと説明しています。スライドには別途、運用代行費用として月額5万円の記載もありました。

Q
黒字の店舗はどれくらい?

質疑応答での永野代表の説明では、現在9割の店舗が黒字で、1割ほどが赤字とのことです。うまくいかない店舗の共通点は、オーナーが現場を見なくなり放置してしまうことだと答えています。

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