新店舗・出店

TKP、アパホテルFC契約で山形駅前に新規出店

2026/8/19 | 出典: 日本経済新聞

ホテル運営大手のTKPがアパホテルとフランチャイズ契約を締結し、山形駅前に新施設を開業。大手チェーンのFC展開による地方への積極的な出店戦略を示しており、ホテル業界の加盟店募集動向を反映している。

出典: 日本経済新聞

開業ジャパン編集長より

編集長の視点

「フランチャイズ」と聞くと、個人がコンビニや飲食店に加盟する姿を思い浮かべる方が多いと思いますが、このニュースはその対極にある世界を見せてくれます。貸会議室事業で知られる大手のTKPが、アパホテルのブランドをフランチャイズ契約で借りて山形駅前にホテルを開く。つまり「企業が企業のブランドに加盟する」法人フランチャイズの事例です。個人の開業とは規模がまるで違いますが、ここには独立を考える読者にとっても学べる構造が2つ隠れています。

大企業ですら「看板を借りる」を選ぶ

1つ目は、「自前のブランドを育てるより、確立されたブランドを借りる方が速い」という判断を、資金力のある大企業ですらしているという事実です。TKPほどの会社なら自社ブランドのホテルを作る選択肢もあったはずです。それでもアパの看板を選んだのは、宿泊業では予約サイト上の知名度と会員基盤がそのまま稼働率に直結するからです。ゼロからブランドを認知させるコストと時間を買う。これはフランチャイズという仕組みの本質そのもので、個人がFCに加盟する時の損得勘定とまったく同じ構造です。加盟を迷っている方は「自力でこの集客力を作るのに何年かかるか」という物差しで考えてみると、ロイヤリティの意味が腹落ちしやすくなります。

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