業界動向

大手FC加盟の焼き肉店が破産、FC加盟時の事業リスク浮き彫り

2026/8/23 | 出典: Yahoo!ニュース

大手焼き肉フランチャイズに加盟した長野の焼き肉店が、新型コロナの影響で売上確保できず破産手続き開始。約8000万円の負債を抱える。FC加盟による経営リスクの実例として参考となる。

出典: Yahoo!ニュース

開業ジャパン編集長より

編集長の視点

大手焼き肉フランチャイズに加盟していた長野の店舗が、新型コロナの影響で売上を確保できず破産手続きに入り、約8000万円の負債を抱えたというニュースです。個別の事案ではありますが、これは「フランチャイズに加盟すれば経営が安定する」という漠然としたイメージに対して、現実を突きつける事例だと受け止めています。ブランド力のある本部の看板を掲げても、地域の需要が急変すれば個店の経営は簡単に揺らぐという、当たり前でありながら見落とされがちな事実が、負債額という具体的な数字とともに示された点が重要だと考えます。

コロナが可視化した構造的リスク

新型コロナ禍は、外食業界にとって需要そのものが蒸発するという、通常の経営努力では対応しきれない事態でした。焼き肉業態は換気や大人数での飲食といったイメージから、感染拡大期には特に客足への影響を受けやすいという指摘もありました。フランチャイズ本部は集客ノウハウや仕入れの仕組みを提供しますが、来店客数そのものを保証する仕組みではありません。加盟店は本部にロイヤリティ(売上の一部などとして支払う対価)を払いながら、家賃や人件費、借入返済といった固定費を自力で賄う必要があります。売上が急減した局面では、この固定費の重さが一気に経営を圧迫します。今回のケースは、コロナという特殊要因が引き金になったとはいえ、需要変動リスクを個店がどこまで背負う構造になっているかを、あらためて考えさせるものです。

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