業界動向

韓国、フランチャイズ加盟店主の団体交渉要件を緩和へ施行令修正

2026/8/28 | 出典: BigGo ファイナンス

韓国公正取引委員会がフランチャイズ加盟店主の保護強化を目的に、団体交渉の要件を緩和する施行令修正を公式化。加盟店主の権利強化に向けた規制動向として、国内FC業界にも参考となる国際的な事例を提示。

出典: BigGo ファイナンス

開業ジャパン編集長より

編集長の視点

韓国の公正取引委員会が、フランチャイズ加盟店主による団体交渉の要件を緩和する施行令の修正を公式化しました。数値や具体的な条文の詳細は今回の要約には出ていませんが、方向性としては「本部に対して加盟店主側が声を上げやすくする」という規制強化です。日本のFC業界にとって直接の法改正ではありませんが、加盟店主の権利をどう位置づけるかという国際的な議論の潮流を示す事例として、注目しておく価値があります。

韓国が動いた背景を読む

韓国では以前から、フランチャイズ本部と加盟店主の力関係の非対称性が社会問題として取り上げられてきました。本部側が契約条件や仕入れ価格、広告分担金などを一方的に決めやすい構造の中で、個々の加盟店主が声を上げても交渉力を持ちにくいという課題があり、これに対して団体交渉という仕組みを使いやすくする方向で制度を整えてきた経緯があります。今回の施行令修正も、その流れの延長線上にあると理解してよいでしょう。団体交渉とは、労働組合が使用者と交渉するのと似た形で、加盟店主が個人ではなく集団として本部と条件交渉を行う仕組みのことです。個人加盟店主一人では交渉のテーブルにすら着けないケースが多いため、こうした制度は「弱い立場の事業者をどう守るか」という観点から各国で議論されています。

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