業界動向

理美容所の開業が回復、理容所の伸びが50%超増加

2026/10/7 | 出典: 全体

2026年1~3月の理容所・美容所新規開業は1,883件で前年同期比50.2%増加。2024年同期水準も上回り、理容所の伸びが際立つ。業界の開業動向復調を示す統計で、理美容業界の参入検討者に有用な市場情報。

出典: 全体

開業ジャパン編集長より

編集長の視点

理容所・美容所の新規開業が、2026年1〜3月期で前年同期比50.2%増という統計が出ました。1,883件という件数自体もさることながら、コロナ禍以降で落ち込んでいた開業動向が、前年水準だけでなく2024年同期の水準も上回ったという点に、今回のニュースの重みがあります。単発の数字の跳ね上がりではなく、業界として開業の「流れ」が戻ってきていることを示すデータだと受け止めるべきでしょう。

理容所の伸びが際立つ理由

今回の統計で特に注目されているのが、美容所以上に理容所の伸び率が大きかったという点です。理容業は一般的に、美容業に比べて店舗数の伸びが緩やかで、後継者不足や高齢化による廃業が話題になることが多い業態でした。そうした業態で新規開業が伸びているというのは、業界内でもやや意外感を持って受け止められている動きです。

背景として考えられるのは、理容師資格を持つ人材が独立のタイミングを迎えていること、あるいは小規模・低投資で始められる理容所という業態そのものが、開業コストを抑えたい層にとって相対的に始めやすい選択肢として見直されている可能性です。もっとも、これはあくまで一般論としての推測であり、統計からその因果関係まで断定することはできません。読者の皆さんがこの数字を見るときは「理容業が伸びている理由」を決めつけず、自分の商圏や客層でその傾向が当てはまるかを別途確認する姿勢が必要です。

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