ペット美容サロン「アイズドッグ」が積極的な多地域展開を計画。2026年末までに8都県20店舗の出店を目指している。足立江北店の10月オープンを皮切りに、11月には兵庫県芦屋店も開業予定。ペット関連ビジネスの拡大トレンドを示す事例として注目される。
出典: PR TIMES

開業ジャパン編集長より
編集長の視点
トリミングサロン「アイズドッグ」が2026年末までに8都県20店舗という規模で多地域展開を計画しているというニュースです。足立江北店に続き兵庫県芦屋店の開業も決まっており、首都圏だけでなく関西圏にも同時並行で出店網を広げようとしている点が目を引きます。単独企業の出店計画ではありますが、ペット関連ビジネスがいまどれだけ投資対象として注目されているかを示す象徴的な事例として読むことができます。
ペット市場が伸びている理由
ペットのトリミングサロンや美容サービスは、ここ数年で独立開業やフランチャイズ加盟の選択肢として存在感を強めてきた分野です。背景には、少子高齢化や単身世帯の増加によってペットを「家族の一員」として迎える家庭が増え、トリミングや健康管理にかけるお金の単価そのものが底上げされてきたという構造的な変化があります。犬や猫を飼う世帯数自体は横ばい、あるいは緩やかな減少傾向という調査も出ていますが、一頭あたりにかける美容・健康関連の支出は増加傾向にあるとされ、単価アップで市場規模を維持・拡大している面があります。こうした流れの中で、トリミングサロンは飲食店ほど大規模な厨房設備や立地条件を必要とせず、比較的小規模な店舗でも開業できることから、フランチャイズ本部にとっても個人開業希望者にとっても参入しやすい業態として注目されてきました。
この先、あと約1,200字
続きは無料会員限定です
メールアドレスだけで登録できます(約10秒)。この記事の続きはもちろん、他のFC・開業ニュースの「編集長の視点」もすべて読み放題になります。
会員登録して続きを読む →登録済みの方はログイン
多店舗展開が示す本部の自信
8都県20店舗という計画は、単なる1店舗の実験的な出店ではなく、本部側がすでに一定の再現性あるモデルを確立したと判断していることの表れだと考えられます。フランチャイズであれ直営であれ、複数エリアへの同時展開には立地選定・人材採用・教育体制・物流や仕入れの仕組みなど、相応の経営資源が必要です。地域を分散させながら店舗数を一気に増やすという判断は、既存店の収益性や顧客定着率に本部側が一定の手応えを感じている証拠とも読めます。一方で、急速な多店舗展開は人材確保の難易度を一気に引き上げます。トリミングは技術職であり、トリマーの採用・育成が追いつかなければサービス品質にばらつきが出るリスクも常に付きまといます。拡大のスピードと質の両立は、この業態に限らずフランチャイズ全体に共通する永遠の課題です。
開業検討者にとってのチャンスと注意点
独立開業やFC加盟を検討している方にとって、ペット美容分野の拡大トレンドは一つの追い風材料になり得ます。飲食業などに比べて競合がまだ飽和しきっていない地域も多く、ペットオーナーの支出意欲が底堅いことも事業の安定性という観点ではプラス材料です。また、店舗面積が比較的コンパクトで済むため、都市部の空き物件や居抜き物件を活用しやすいという立地面での柔軟性も魅力の一つでしょう。
ただし、ここで立ち止まって考えるべき点もいくつかあります。まず、トリミングという業態は技術職であるがゆえに、オーナー自身または雇用するスタッフの技術力がそのままサービス品質・リピート率に直結します。フランチャイズ本部の研修制度がどこまで実務レベルのスキルを担保してくれるのか、加盟前にしっかり確認する必要があります。また、多店舗展開中の本部は、既存加盟店との商圏の近さや、本部のサポート体制が店舗数の増加ペースに追いついているかどうかも気になるところです。出店ラッシュの最中は本部のスーパーバイザーが手薄になりやすく、個別店舗へのフォローが行き届かなくなるケースも業界全体として起こり得ます。契約前には、加盟金やロイヤリティといった初期条件だけでなく、研修期間の長さや内容、既存加盟店の実際の収益状況について、可能な限り具体的な数字を本部に確認することをおすすめします。
編集長の結論: 伸びる市場でも足元の確認を
ペット関連ビジネスが拡大トレンドにあることは間違いなく、今回のアイズドッグの多店舗展開計画もその流れを後押しする一つの材料だと感じます。とはいえ、市場全体が伸びているからといって、個々の店舗や個々の加盟契約が自動的にうまくいくわけではありません。特にトリミングのような技術依存度の高い業態では、本部の教育体制とサポートの実効性が収益を左右する最大の変数になります。今回のニュースを「追い風が吹いている業界」として前向きに受け止めつつ、実際に加盟を検討する段階では、研修内容、既存店の実績、出店スピードに見合ったサポート体制が整っているかを、ご自身の目でしっかり確かめていただきたいと思います。伸びている市場だからこそ、冷静な見極めが開業後の明暗を分けます。
※開業ジャパン編集部の見解です。加盟・投資のご判断はご自身の調査・専門家への相談とあわせて行ってください。
LINE友だち限定特典
非公開のビジネスプランと
未公開物件情報をお届け
サイトには載せられない非公開FC案件・優良物件・最新補助金情報を、LINE友だち限定で先行配信。登録は10秒、いつでも解除できます。
