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評判の悪いフランチャイズの見分け方|説明会で「数字3行」を埋めさせる20の質問リスト

2026/10/4 更新

評判の悪いフランチャイズの見分け方|説明会で「数字3行」を埋めさせる20の質問リスト

評判の悪いフランチャイズを避けたいとき、いちばん早いのは口コミ検索ではありません。説明会で「加盟金・ロイヤリティ・モデル収支」の3行を埋めさせることです。実際に条件を公表している本部なら、加盟金30万円(キャンペーン適用時)・ロイヤリティ売上の25%・初期費用105万円といった数字がその場で出てきます。出てこない項目の数が、そのまま判断材料になります。

評判の悪いフランチャイズは、口コミより先に「数字の公表状況」で見分かる

ネットの評判は、やめた人の声だけが残りやすく、良い店は黙っています。だから口コミの数で判断すると外します。代わりに使うのが、下の3段階の判定表です。

判定説明会で起きること次の行動
A:確かめられる加盟金・ロイヤリティ・モデル収支が数字で出る。既存店の実績レンジも聞ける契約書を取り寄せて条件を照合する
B:条件つき「店舗によります」「平均は出していません」が混じるが、聞けば根拠は説明される未公表の項目を書き出し、書面でもらう
C:確かめられない数字の質問が夢や理念の話にすり替わる。資料に金額が1つもない金額が書面で出るまで申込書にサインしない

ポイントは、Cを「嘘をついている本部」と決めつけないことです。本当に開示できる実績がまだ無いだけの新しい本部もあります。ただしあなたが判断できないのは同じなので、扱いは変わりません。

迷ったときは、無理に自分だけで決めなくて大丈夫です。説明会でもらった資料の数字を見ながら話せる無料LINE相談もあります。どの項目が埋まっていないかを一緒に数えるだけでも、判断は進みます。

見分け方1:加盟金・ロイヤリティ・モデル収支の3行が埋まるか

この3行が埋まる本部の例として、お掃除・お庭サービスの「おそうじのノエル」の公表値を並べます。無店舗型(自宅や車を拠点にする業態)なので、金額の桁も分かりやすい例です。

項目公表値
初期費用105万円〜
加盟金30万円〜(キャンペーン適用時。通常200万円〜)
ロイヤリティ売上の25%
モデル月商132万円

ロイヤリティ25%は、歩合制(売上に比例して払う方式)としては高めに見えます。ここで「高いからやめとこう」と判断するのが早計で、見るべきは残る額です。

行金額出どころ
月商132万円本部公表モデル
返済前・税前に残る額約82万円(利益率62%)本部公表モデル
返済後に残る額本部未公表—
自分の人件費の扱い含まず(オーナー1名で稼働する前提)本部公表モデル
諸費用を引いた手取りの目安月32万円前後(編集部逆算)編集部逆算

同じモデルでも、「82万円」と「32万円」は50万円ちがいます。差の正体は、返済・税金・自分の人件費・車や広告などの経費です。本部が見せる数字は、たいてい上の行のものです。 だから説明会では「それは返済前ですか、税引き後ですか、ご自身の給料は入っていますか」と3点をそのまま聞いてください。この3つを即答できる本部は、少なくとも自社のモデルを把握しています。

※金額は本部公表値で、時期により変動します。最新情報はブランドページと公式サイトで確認してください。ロイヤリティの方式そのものの違いはロイヤリティ相場の記事にまとめています。

見分け方2:「キャンペーン価格」は戻り値と期限を聞く

上の例で加盟金が30万円と200万円の両方あるように、割引が入った価格が前に出ていることは珍しくありません。これ自体は普通の商売です。危ないのは、割引価格だけを見て資金計画を立ててしまうことです。

説明会ではこの3つを聞きます。

  • 割引が終わると、通常いくらに戻りますか
  • このキャンペーンの期限はいつまでですか
  • 契約後に2店舗目を出すときは、どちらの価格が適用されますか

「今日決めれば」「この席数だけ」と期限を急がせる割に、通常価格や終了日を書面で出さない場合は、いったん持ち帰ってください。急がせる理由が本部側の都数なら、あなたの判断材料にはなりません。

説明会で本部の担当者に質問する様子

見分け方3:加盟金の使いみちを聞く

加盟金は、原則として返ってこないお金です(詳しくは加盟金とは)。だからこそ「何に使われるのか」を聞く価値があります。

実際に、加盟金500万円を本部が私的に使っていたケースを本人が語ったインタビューがあります(記事)。7つのFCに加盟して計500万円を失った方の話も残っています(記事)。どちらも共通するのは、お金の使いみちと本部の体力を聞かないまま払った点です。

聞き方は難しくありません。「加盟金は研修・商標・開業支援のどれにいくら配分されていますか」「返金規定はありますか」の2つで十分です。

説明会で確認する質問リスト20

そのままメモに写して使えるように、答えの良し悪しもつけて並べます。印刷して持ち込んでください。

#質問安心できる答え要注意の答え
1初期費用の総額と内訳は項目ごとに金額が出る「だいたい○百万」だけ
2加盟金の配分と返金規定は用途と規定を説明できる「慣習なので」
3ロイヤリティの方式と率は定額/歩合と計算式が出る「売上に応じて」
4ロイヤリティ以外の毎月の支払いはシステム料・広告分担金などを列挙「ほぼありません」
5モデル収支は返済前か返済後か即答できる質問の意味を聞き返す
6モデル収支にオーナーの給料は入るか入/不入を明言「オーナー次第」
7既存店の月商の最低〜最高はレンジで答える上位店の話だけ
8直近3年の閉店・撤退数は数字と理由が出る「ほとんどない」
9撤退したオーナーの主な理由は具体例を挙げる「本人の努力不足」
10契約期間と更新料は年数と金額が出る「更新は形式的」
11中途解約の違約金は計算方法が出る「相談ベース」
12商圏(テリトリー)の保証は範囲が書面にある「常識的に配慮」
13仕入れは本部指定か指定品目と価格を示す「全部こちらで手配」
14開業後の支援は月何回・誰が回数と担当体制が出る「いつでも連絡OK」
15本部の直営店は何店あるか店数を答える「今はない」+理由なし
16既存オーナーに直接話せるか紹介してくれる断る、選んだ1人だけ
17融資の実績と平均自己資金は件数や目安が出る「公庫は通ります」
18黒字化までの平均月数は平均と幅が出る「3ヶ月で回収」
19今日の資料をそのまま持ち帰れるか配布または後送回収される
20契約書の雛形を事前にもらえるか送ってくれる「申込後に」

質問の順番にコツがあります。1〜6の金額から入り、7〜9の実績、10〜13の契約条件へ進めてください。先に夢の話をすると、金額の質問が最後まで回ってきません。同じ目的の質問を30項目まで広げた版はFC説明会の質問チェックリスト30、10問に絞った短縮版は必ず聞くべき10の質問にあります。

答えが返ってこなかった項目を数える

説明会の帰り道にやることは1つだけです。20項目のうち、数字で答えが返ってきた数を数えてください。

埋まった数読み方次の一手
15以上条件を比較できる状態2〜3社を同じ表で並べる
10〜14判断材料が半分未回答を書面で再質問する
9以下比べる土台がない契約書が出るまで保留
1〜3が埋まらない金額の根幹が不明見送りを前提に考える

9以下だったときに「悪い本部だ」と断定する必要はありません。ただ、その状態で契約すると、判断を本部に預けることになります。 契約書の確認項目は署名前に確認する12項目、先輩オーナーの後悔のパターンはやめとけと言われる理由が参考になります。

地方で検討するなら追加で聞く3つ

地方は商圏人口が都市部より少ないため、本部のモデル収支がそのまま当てはまりません。次の3つを足してください。

  1. モデル収支はどの都市のどんな立地の店か — 政令市の駅前モデルなら、自分の町では売上が下がる前提で読む
  2. 自分の県内に既存店はあるか、なければ最寄りはどこか — 近隣店がないと支援の移動コストが支援頻度に効く
  3. 集客は本部の広告か、自分の営業か — 無店舗型は本部の送客比率で売上が大きく変わる

無店舗型を軸に考えるなら店舗なしで開業できる仕事7選、同じ条件で複数社を並べたい場合は初期費用105万円〜の無店舗型から7つの目的で比べる記事が使えます。

まとめ:見分けるのは本部ではなく、自分の判断材料

評判の悪いフランチャイズを避けるためにやることは、悪評を探すことではありません。加盟金・ロイヤリティ・モデル収支の3行を埋めさせ、埋まらなかった項目を数えることです。数字が揃えば比べられますし、揃わなければ待てばいい。それだけで、払ったあとに気づく失敗はかなり減ります。

どの業種で条件が公表されているかを先に見たい方はフランチャイズ一覧から、実際の加盟金とロイヤリティを並べて確認してみてください。表を埋めてみて答えが出なかった項目がある場合は、無料LINE相談で聞き方をいっしょに整えることもできます。

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